現在82歳になる父は、アルツハイマー型認知症を患っています。
自分では決して理解できませんし、理解しようとも認めようともしません。
感情の起伏が激しく、暴言を吐いたりありもしないものが見えたと言ったりします。
昼夜逆転の生活になり、家族はほとほと困っています。
中でも精神的にも肉体的にも負担が大きいのが、77歳になる母です。
今のところ元気ですが、介護疲れで召される順番が反対になったら、相続はどうしたらいいのだろうと不安に思えてきます。
父は頭の状態が正常になっているときは、家も土地も、財産はすべて妻に譲ると言っています。
けれど、もしも母が先に召されてしまったとき、父はどうするのでしょうか。
私と妹は結婚せずに両親と暮らしていますが、嫁いだ姉が一人います。
父はときどき、一緒に暮らしている私と妹のことさえわからなくなりますので、姉のことはかなり理解できていません。
そんな父がすべての財産所有者として残ったとしたら、現在父の成年後見人をしていただいている、相続問題の専門家でもある司法書士さんのところに行き、認知症患者の家族に適した相続方法を相談するのがいいかもしれません。