争族になるまえに弁護士に相談しよう!

大切な家族が亡くなり、悲しんでいる暇もなく慌ただしく葬儀が終わると、兄弟姉妹や親族で相続の話が出てきますね。
よく、うちの家族は仲が良いから心配ないという方がいます。
しかし、財産を目にすると人はガラリと変わるものです。
それは財産の多寡にかかわらずです。
たとえば、高齢の父親が亡くなるまでの間には、それぞれの子供たちが世帯を持ち、それぞれの家族ができますね。
お互いに知らない苦労やら、お金が必要な事情やらが出来てきます。
そうすると、昔は仲が良かった兄弟でも、自分たちの家族を守るため、少しでも財産を多くもらいたいと考えるようになるのです。
遺言が残っていればまだいいですが、遺言が残っていても、その内容で揉めることもあります。
こうした場合に利害関係のある身内ばかりで話し合っていても、一向に解決しません。
身内同士だからこそ、お金のやり取りはキッチリ済ませておきたいものです。
感情的なトラブルを未然に防ぎたいなら、遺産分割協議は、第三者を交えて進めたほうが良いでしょう。
どうしても内々で進めてしまうのがお金の話し合いですが、閉鎖的な空間で行うと、どうしても後から「水掛け論」に発展します。
少々コストと手間が掛かりますが、弁護士さんを、間に入れてから協議を行ったほうが賢明です。
困った事があれば、すぐ専門家に質問出来ますし、遺産に含まれるネガティブな材料が多ければ、その場で相続放棄の相談も行えます。
近年では初回の相談料がゼロ円という法律事務所も多くあります。
そういった場所にとりあえず相談事を持ち込んでおけば、適切なアドバイスを受けられます。
遺言書の内容に疑問を感じた時も、遺言書の有効性や、遺留分への配慮などについて、法律家がアドバイスを行ってくれます。
法律家の指導のもと、相続手続きを着々と進めれば、故人の意向に沿った正しい遺産相続がスマートに出来るでしょう。

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